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有紗の部屋のベルを鳴らすとエプロン姿の有紗が出迎えてくれた
その格好やべぇ
「おかえり」
「ただいま」
なかに入るとすぐにカレーの匂いがした
「カレーじゃん」
俺はネクタイを緩めて荷物を置く
「悠真好きだもんね~」
有紗はご飯にルーをかけてテーブルの上に置く
時間は午後7時だ
「いただきまーす」
俺は一口食べる
有紗のカレーだから身も心も甘く感じる
やっぱ有紗の手料理最高だ
有紗と結婚したら独り占め出来るじゃん
結婚して悠真あーんってやられたい
思っていることが顔に出てるのか有紗は不思議がった
「どうしたの?今の悠真の顔変態だよ?」
くすりと笑う有紗にちょっと秘密にしておこう
「秘密。俺の前祝いだろ?」
すると有紗は首を横に振る
「違うのか?」
「誕生日の当日か前日空いてる?」
有紗は顔を覗くように俺を見上げる
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