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給湯室で有紗がコーヒーを飲んでいた
「飲む?」
「いい…」
「あっそ」
有紗は戻ろうとした時に止めた
「湊さんの結婚式はどうするのか?」
「決めてない。あれ部署ごとに出すんでしょ?」
「あぁ…」
「まぁ、考えとく」
「なぁ、小川」
「なんでしょうか」
「保田直人と何があったのか知らないが、取引先の金森さんに頼んどいた」
「ありがとうございます。それと主任」
「ん?」
「今度、最上階に遊びに来てくださいね。兄が婚約者連れてくる時にでも」
「あぁ…」
そして有紗は席に戻る
「ねぇ、有紗ちゃん」
「はい。梓さん」
「今度、彼氏の誕生日があるんだけど、どんなプレゼントが喜ぶかな…」
「杉山さんならネクタイとかじゃないですか?」
「そーよね」
「杉山さんってそんなにネクタイ持ってない感じですけど…」
受付嬢の時になんとなくそう感じていた。多分、ネクタイ少ない
「そーなのよ。あいつネクタイ買わないのよ」
なんだかんだ好きなオーラ出してて幸せをお裾分けしてもらっている感じだった
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