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「最初は合唱部に入ったんですが、どうもなじめなくてやめました」
「そうなんだー…」
「そんなことより、柾木とはどうなってるの?順調?」
「そーだよ!!夏休みどうだった?」
佐藤の言葉で思い出したのか、須崎が重ねて聞いてきた。芹沢は何かを思い出すように瞬きをし…話始める。
「いろいろと行きました」
「やっぱそうなんだ…どんなところ行ったの?」
「何もないからどうなったかなーって思ってた。メールとかしてくれてもよかったのに~」
茶化すような言葉は須崎だ。そうか、メールしてもよかったのか…。
いろいろ聞きたいこともあったのだが、友人とメールする、というのはしたことがなく、ためらってしまった。
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