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僕は和海さんの手に自分の手を重ね、願いを込める。
どうか、この人の約束が本当になりますように
あと、変態行為が減りますように。
あといちいち腹のたつ言動も減りますように。
とくに、人の神経を逆撫でする一言を封じてください。
それから……
それから、僕が今日みたいに素直でいられますように……。
「おやすみ、英。」
耳元で囁き、和海さんは僕の頬にキスをした。
僕はその優しいキスのせいで耳まで赤くなってしまい、黙って前を向く。
和海さんがからかってくるかと思ったけれど、もう寝てしまったのか、規則的な呼吸の音だけが返って
くる。
そして、背中から伝わる和海さんの温もりと、ゆったりした鼓動に包まれ、いつしか僕も眠りの世界に落ちていった。
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