激おこぷんぷん丸の羅馬忍法帖

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昭和十八年当時の日本では、 現代ほどイタリア料理は知られていない。 「ではこの焼きそばみたいなものを一口・・・・・う!うまいだぷん!」 「この穴空いた麺も美味しいですよ」 「この餃子みたいなやつうめー!」 ぷんぷん丸、ポチ丸、ちゅう助は、 スパゲッティ、マカロニ、ラビオリ等、 当時はまだ一般的でなかったパスタに舌鼓を打つ。 「このピザも上手いな!」 「まったくです!」 隣の席にはなんと! アドルフ・ヒトラーや妻エヴァと、 中野学校のドイツ語教師のムカ着火先生まで居たのだ! 「あぁムカ着火!一時帰国したと思ったら、 まさかヒトラーとイタリアに居るとは!」 「我々もムッソリーニに文句言いに亡命したんですよ」 「しかしイタ飯美味しいですよね!」 「それには同意するだぷん」
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