恐るべきひと

29/37
前へ
/37ページ
次へ
  「……本当に、 TAKUMIがなにかあなたに 迷惑なことをしたら。 辛抱しようとなんて思わず、 言ってください。 お願い、します」 「……はい」 頷く九鬼さんに従うように頷き、 そしてぺこりと頭を下げた。 するとまた、重い扉が開かれる。 「おい、いつまで待たせるんだよ」 またマスクで顔を覆った王様、 TAKUMIが入ってきた。 「あっ、TAKUMI。お疲れー!」 ハイタッチを求めるKE-TAに 片手だけ返してやりながら、 TAKUMIはRYOJIの顔を見る。 .
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1747人が本棚に入れています
本棚に追加