第1章

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 同じ敷地内に源氏の君がいる。 そう思うだけで、 わたくしは息がつまりそうだった。  なぜこの男はなにも言わないのだろう。 わたくしをこのまま放っておくつもりなのか、 なんの罰も与えずに。
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