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それでも今は、
女三の宮さま以外におすがりできる方がおりません。
女三の宮さまよりお返事がいただけないことは承知しております。
もしもお手紙をいただけたとしても、
今の状況ではそれは、
わたしどもの手に届く前に夕霧大将に見つかってしまい、
破棄されてしまうでしょうから。
けれど、
もしもいつか、
このことについて自由にお話になれる時が来ましたならば、
その時にはどうか、
わたしどもにもお教えください。
あの夜の、
すべての真実を。
お願い申し上げます。
このままでは柏木の殿が、
そして女二の宮さまがあまりにもおかわいそうです。
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