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「やっと逢えたね。やっと、またあなたに出逢えた」
「本当お前は雨が好きだよな。夏穂」
「ユウトの事の方が好きだよ?」
「何で舞を殺した?」
「だって あの女ムカつくんだもん。ユウトと仲良くしやがって。マジでムカつく。それに、、、、あの女を殺せば、ユウトは私に逢いに来てくれるでしょ?」
「お前が相変わらず狂ってるのは良くわかったよ。それに逢いに来るじゃなくて、殺しに来るの間違いだろ?」
「ユウトに殺されるなら本望だよ」
「教団に育てられたお前に何を言っても無駄だな」
「教団に育てられたって、、、あなたも同じじゃないユウト。
あ、そうだ!ユウト!パパがはやく戻って来いって言ってたよ!ユウトのいるべき場所はあいつらの隣りなんかじゃないよ!
また2人で教団を支えていこ?」
「何度言えばわかる。俺は戻らない」
「どうして?私たち夫婦じゃない。」
「俺は自分の罪と向き合うって決めたんだ。
俺は教団をぶっ潰す。
俺の狂った妻と向き合うのは、その後って決めてんだ」
「ダメだよ。パパに叱られちゃうよ?」
「あいつは俺が真っ先に殺す」
「不良婿。。それで?本気で私を殺すの?」
「それがお前にしてやれるせめてもの罪滅ぼしだ」
「へへへっ。本当私のこと大好きなんだから」
「大好きなんかじゃねーよ。
ただ、愛してるだけだ」
「ふーん。でもまだ殺されてあげられないなー。お父様に今日はユウトの顔を見てくるだけでいいって言われてるから。殺しの任務はついでなの」
「俺から逃げられると思ってんのか?」
「何それー?ナンパー?でも今日はダメだよ。また今度ゆっくり。ね?」
「ちっ。新手か」
「その子、ユウトの穴を埋めるために最近うちに入ったホープ。
強いよ?」
「また、こんな子供の人生弄びやがってあのジジイ」
「バイバーイ!次に逢えるの生き甲斐にしてるねー!
和馬。殺しちゃダメよ?私の命より遥かに大切なダーリンなんだから」
「了解」
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