hage.1

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うおおおおおおーーーっ 風呂に響き渡るオレの絶叫。 「何よ、どしたの?」 姉ちゃんが飛んできて、遠慮なく風呂場のドアを開けるから、オレは急いでアタマを守った。 「何よ~?アイ。大きな声出して」 姉ちゃんがずかずか風呂に乗り込んでくる。 団地の風呂は狭い。 たった一歩で詰め寄られ、 「うお、やめろ!何でもねーっ」 吠えるオレを丸ムシで、 「頭、どうかした?」 バカ力でオレの手をどかし、 「…ハゲてる」 乙女なオレに決定打をかます。 「ぶぷー、うそ!丸くハゲてるよっ!きれいにハゲだよ~」 オレの自慢の栗色の髪を容赦なくかき回し、腹を抱えて笑い転げる。 …ちょっとデリカシーなさすぎじゃね?
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