集結の宴

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お風呂に入りたい気持ちはあるが、体に残る違和感と鈍い痛みに躊躇う。 「そう。寝るから、出てく時は鍵持ってっていいよ。朝ご飯は、私らはいらない。宴会場は散らかってるから、食べるなら本館のビュッフェを利用してって清香さんからの伝言」 「分かった」 すぐに寝息をたてた蘭を見て、お風呂に入っているだろう流星に朝ご飯の件をメールすると、使っていない自分のベッドに座り景色を眺めながら流星を想った。 ……………………………………………………………… 湯に浸かった流星は、莉真との夜を思い出し満足気に息を吐く。 「すげーよかった。もっかいぐらいしたかったな」 「何をしたかったって?」 突然かけられた声に振り向いた流星は、入って来た人物に顔を強ばらせる。 「か、和真さん」 「おはよう」 「お、おはようございます」 いつも通り振る舞おうとするが、不自然に目が泳ぐ。バレてるはずないと思うのだが、流星にも分かるほど和真の機嫌が悪い。
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