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「それよりも。部長?」
普段、人には聞かせないような甘えた声を出すのは、この時だけ。
「今日はまだ、お時間大丈夫ですよね」
ゆっくりと身体を起こし、部長に跨って、唇を掠めるだけのキスをする。
「もう一回」
そう言って深いキスを求める私の腰に、スルリと回る部長の手。
女にねだられて拒む男なんていない。
「……っあ」
「雛」
私の身体を散々楽しんで、せいぜい悦べばいい。
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