第4話

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…――チーン。 と、到着の合図が鳴り、ゆっくりと扉が開いた。 ルームキーを手に、フロントを目指す。 「用は済んだ?」 背後から声が聞こえたのは、エレベーターの扉が閉まった、丁度その時。 思いがけない声に、ビクッと身体が震えた。 「……」 まさか。 あってはいけないことに身体が固まる。
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