2:星の色は何色?

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あの神様と話してて、突然足場がなくなったと思ったら… 気づいたら、森の中にいた。 「………」 どうしたらいいのか分からない。 私は木の根元に腰を下ろし、今までのことを思い出していた。 と言っても生前のことは覚えていないから、神様との会話のことだけだけれど。 私の名前は? ローナ。 大丈夫。自分のことはちゃんと覚えてる。 神様は、私にアビリティをくれると言った。 『人形を自由に作れるアビリティをプレゼントしてあげるよ!』 ……どうやってだろう。 仮にそんなアビリティを持っていたとして、 出し方が分からなければどうにもならない。 不安になってしまい、足元の草をブチブチと千切る。 でも、そんなことをしてもどうにもならない。 「……人形さん、出ておいで」 答えに窮して、そんな言葉が口を突いて出た。 ポンっ いきなり軽快な音がして、手元の草が弾ける。 「うわ!?」 思わず叫びながら立ち上がり、1メートルくらい後ろにのけぞる。 私が座っていた場所に転がっていたのは、 少し大きめのテディベアだった。
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