第6章
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私が作家になりたいと考えた理由は、当然のことながら『夢の印税生活を送りたい』からだ。 こんな邪(よこしま)な考えじゃ、感動なんて与えられるわけがない。 でも、今は違う。純粋に私の妄想世界や空想世界を読ませたい、読んでほしい、という思いも持ち合わせている。 だがしかし、まだまだ邪な考え方は消えていない。 だから、私は作家になれない。
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