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「それについては、私から一つ!私たちの使命を全うし、さらに!新たな仲間をスカウトしてきたのよ、オホホ!」
高笑いをしたのは、コードネーム【桃】。
本人は【ピンク】だと言い張るが、仲間は誰も呼ばない。
口調は女性、くねくねした体の動きも女性、ついでに言うなら唇も何故かピンク、しかも蛍光ピンクなのだが、【桃】はれっきとした男性である。
カマ。
しかし、そんなものに慣れきった仲間たちは、そんなところにはツッコまない。
「仲間!?仲間だと!?本当か、桃!」
「そいつ、金持ち?僕より金持ち?」
「今度こそ頭いいですか?あなたたちよりずっと!」
いろいろ失礼な質問も入っているが、彼らは桃の発言に食いついた。
「本当よ!聞いて驚きなさい!」
桃は、ない胸を張って自分の背後に向かって呼び掛けた。
「出てらっしゃい!【黒】!」
既にコードネームが与えられているらしいが、それをつけたのが誰なのか全くわからない。
おそらく、桃が勝手につけたと思われる。
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