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「し、失礼します。」
おずおずと現れた新しい仲間に、他の3人は騒然。
「おお!よく来た、同志!我々はおまえを歓迎するぞ!今日から我らとともに正義を実行しよう!」
「ふぅん、外見はみすぼらしいねえ。でも、風情がないわけでもない。もうちょっと整える?お金あげるよ?」
「控え目な態度に好感がもてますね。この3人ときたら、熱血バカと金満バカとカマバカときている。あなたなら、仲良くできそうです。」
取り囲まれて好き勝手言われた新しい仲間【黒】は、目を白黒させた。
「ちょっと!彼は私が目をつけたのよ!あんたたち半径50cm以内によらないでちょうだい!」
「それはいかんぞ、桃!我々は職場内恋愛禁止だ!」
「まあ、金の力で解決できないこともないけれどね。」
「それ以前に、あなたのようなカマなんぞと、彼は付き合わないと思いますよ。
はいはい、皆さん。新しい仲間が増えましたが、会議は続けますよー。時間は有益、時は金なり。」
「金!」
冷静な緑が場を鎮めたが、金の一言に金だけは反応した。
反応したが、全員から黙殺された。
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