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地味に感動していると、佳璃君がむすっとしながら竹原委員長に謝った
佳璃君はボスには従うタイプなのだろうか
まぁ一番は佐々木君だろうけどwww
「一度しか言わないからちゃんと聞けよ、凡人。
僕は中等部2年の橘 佳璃(たちばな かいり)。
4番隊隊長してるから、風紀委員会での立場は上。
だから敬いなよ。
あと、夏希は” 僕 の ”幼馴染みだから」
僕の、を強調する佳璃君やばいwww
俺的には佳璃君が攻めだと嬉しいwwwww
「あ、はいww
敬うので佳璃君って呼んでいいですか?www」
佳璃君呼びしたいwww
橘君より佳璃君の方がショタっぽいしwww
「はぁ?何様のつもり?」
佳璃君はツンデレで俺様かwww
「佳璃、さっきから先輩に向かって失礼だろ?
そのくらい良いじゃん」
佐々木君が手をさすりながら佳璃君に言うと、佳璃君はむすっとして首を横に振る
「……凡人に名前で呼ばれるの嫌だ」
「それじゃあ俺も平凡だし、もう佳璃の名前呼ばないから」
「え、何で?」
佳璃君www
佐々木君の言葉に佳璃君は嫌な顔をして首を傾げる
「佳璃、凡人に名前呼ばれたくないって言っただろ?俺だって凡人なんだから、名前で呼ぶの止めるってことだよ」
佐々木君は激おこらしいw
怖い顔して怒ってるwww
でも全く怖くないよ、佐々木君!www
佳璃君は名前呼びを止めると言われてこたえたらしい
大分ショックを受けているように見える
佳璃君はキッと夏希を涙目で睨む
嫉妬して俺を睨んでいた時より倍に可愛らしい睨み方だ
「……夏希のくせに生意気っ!!」
「ふん」
「うぅぅぅ」
佐々木君はそっぽを向いてしまった
そんな佐々木君を見た佳璃君は唸った後、今度はギロッと可愛さの欠片もない顔で俺を睨みつけてきた
佐々木君の時とめっちゃ違うじゃまいか!!
怖いわwww
「……夏希に感謝しなよ、凡人…」
ギリッ
血の涙が流れるのではないかというくらい悔しそうにする佳璃君に俺は取り敢えず苦笑いした
「ありがとうございます、佳璃君!w」
いやっふぅぅぅぅぅぅぅ!!
ショタぁぁぁぁぁぁぁ!!
「ふんっっ」
「佳璃、偉い偉い」
佳璃君は拗ねてしまったのかそっぽを向く
そんな佳璃君の頭を佐々木君が微笑みながら撫でる
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