壬生浪士組での生活

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「どうされたのですか?突然叫ばれて・・・」 「いやいや、土方さんを叫ばせたのはあなたですからね!?」 少し迷惑そうに言ってみたら沖田殿から的確なツッコミが帰ってきた。 「そういえば、そうですね?」 「なんで疑問形なんですか・・・はぁ、もういいです」 にこにこと笑って見せる。 未来からきた。 その言葉への反応は人によって違った。 その中で誰もが思っていたこと。 それは信じられない・・・。 嘘に決まってる。 まあ、普通はそうですよねぇ・・・ 逆に信じる人がいたらその人の頭が心配ですね・・・ 「ちなみに、俺が言ってることは本当のことですよ」 っていっても信じないだろうけど。 「信じられるわけねぇだろ」 ほらね? まあ、信じないなら信じさせるまでですけど! 「あれ?幼少時、お風呂上がりに家の柱で相撲の稽古をしていた人って誰でしたっけ??」 「なっ・・・」 「ん?トシ、どうかしたのか?」 「いや、なんでもねぇよ・・・」 あ、事実だったんですね、これ この調子でどんどん幹部のみなさんの恥ずかしい秘密を暴露しよう!
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