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ここは何処?
暗くて・・・寂しい場所。
下に行けば行くほど闇が濃くなっていく・・・
手足を動かそうという気にもなれずに、ゆっくりと下に落ちていき闇に飲まれて行く・・・
どれくらいそうしていたかわからない
もしかしたらほんのすこしの間だったかもしれない
黒いもやのようなものがまるで道を開けるかのように消えて、一本の道をつくった。
その道の先には黒い扉が不自然にあった。
俺の体は何かに導かれるようにその扉を開いてていた。
嫌な予感がし、必死に体を動かして引き返そうとしたけどなぜか思うように行かず、何かほかの力に操られているみたいに感じた。
嫌だ。だめ、行っちゃ駄目。この先には何か嫌なものがある。
見たくない・・・嫌だ。嫌だ!!
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