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「京都にきたぞーー!!!」
テンションが上がり、思わず大声で叫びながら両腕を上げてしまった。
周りの人が、不審者を見るような目で見てきているがきにしない!
寝不足で少しふらつくが、気にしない!!
なんて言ったてここは京都!!
私が夢にもまで見た京都!!
卒業旅行で京都に行けるなんて!中学校ここで良かったー!!
まあ、大抵の中学校は京都なんだろうけど!!
と・に・か・く!!
私が言いたいのはせっかくの京都なんだから1週間前から興奮して寝不足だなんて細かいこと気にしないで楽しもうぜ☆ってこと!!
「いや、気にしろよ」
「あたっ!」
突然頭に軽い衝撃が走って頭を抑えながら振り向くとそこには学校の王子様が立って―
「ふざけんな」
「痛い!っー!いいじゃんほんとのことだしー!!
ん?てゆうか、なんでさっきから私の考えてることわかるの!?
・・・栞、まさか!!お主、なかなかやるのう・・・」
「言っておくが、心を読んだわけじゃないからな」
「ちぇー・・・」
「ちぇーってなんだよ・・・
あと、学校の王子様ってどういうことだ」
唇を尖らして拗ねてた私は栞に向かって笑顔で全力のグーサインをだした。
「そのまんまの意味だよ!!葵王子!!」
「・・・・・・」
その後、栞に親指をあらぬ方向へ曲げられました。
「ぎゃあああああああああああああああああああああああ」
「あ、集合かかってる・・・行こ」
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