壬生浪士組での生活

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「それは・・・」 そこで言葉を区切り、全員の顔を見回して今日一番の笑顔をみせた。 「俺が未来の人間で、皆さんのことが大好きだからですよ!」 感情を込めて言った、本心からの言葉。 これだけは堂々と胸を張って言える。 俺は新選組のみんなが好きだ。 その為に・・・命を張ってでも運命を変える。 悲しい運命を俺の手で明るい未来へと変えるんだ・・・! 晴れやかな笑顔を見せる葵の目は硬い決意が現れていた。 その決意の内容を知る者は誰もいない・・・
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