壬生浪士組での生活

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「さて、と! 信じてもらえたみたいですし、ここで俺から一つお願いがあります」 「お願い、かい? それは一体なんだい?」 「俺をここの隊士にしてください。 俺には守りたいものが・・・いや、守らなければならないものが沢山あるんです! 俺は強くならなければならない!」 土下座して頼むと俺の真剣さが伝わったのか、近藤殿も真剣な表情になった。 「君がなにを守るためにそこまで強さを求めるかはわからない。 強いだけでは守れないものもある。 だが・・・君の入隊を許可しよう。 その目、気に入ったよ」 「っ!本当ですか!ありがとうございます。 これからお世話になります」
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