壬生浪士組での生活

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あ・・・話の流れについて行けずぼーっとしてたらいつの間にか葵の入隊が決まったみたい・・・ どうもみなさん。 さっきから忘れられている塚です。 って誰に言ってるんだろう、私。 難しい言葉や、私の知らない話が出てきて頭がもうショート状態です。 「あ!そういえば、俺、まだ自己紹介してませんでしたよね!」 あんなに明るい表情の葵、久しぶりにみた。 今日の葵はよく笑うし、まるで別人みたいに表情をころころ変える。 また、変わっちゃたみたい・・・ 葵の真っ黒な瞳を見てまた決意をする。 私が葵の心を守るんだ・・・! 「塚、自己紹介するよ!・・・塚?」 「ん・・・ごめん!ぼーっとしてた!自己紹介!? 任せて!とびっきり可愛い葵の自己紹介考えてあげるから!!」 「うわ・・・いらねぇ・・・・ 自己紹介は塚がするんだよ。ていうか、その調子じゃ話全然聞いてなかったでしょ?」 「あはは・・・ よくわかりましたな!」 図星を言い当てられて笑ってごまかそうとしたけれど、 あえて堂々と言ってみたら呆れた目でみられ、挙句チョップも喰らいました! 「偉そうにすんな」 「いたい!」
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