序章 プロローグ

3/4
前へ
/45ページ
次へ
こうして俺は学校には行けなくなり、引き篭もり生活が始まった。 そんな生活が始まってから一年が経過した頃、俺は『ISHIDA』に出会ってしまった・・・。 俺は最初このタイトルを見た時、クソゲーだと思っていた。ただしそれもゲームの宣伝の文を読んで気が変わった。 宣伝の文には、たった一言だけこう書かれていた。 「世界に退屈している人達よ、私のゲームに挑戦する気はないかか?」 それは、とてもゲームが売る気があるのかと思うほどの内容だったが、俺はこの言葉に魅入られてしまった。そして、誘われるかのようにして気付いたら、買ってしまっていた。 注文してから一週間が経過した頃にゲームが届いた。俺は期待に胸を躍らせながら早速始めることにした。 実際にやって見るとそれなりに楽しめた。そのゲームの内容ははと言うとーー ギルドなどでクエストを受けて、クリアすると報酬を受け取るといったものだ。その報酬を使い装備などを整えたりする事も出来る。一見シンプルなゲームだ。 ただ、これだと今までのRPGと一緒だ。違うのはここからだ。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加