プロローグ

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だけど、時々高望みしちゃうの。 友達があたしによく話してくれるの、大好きな人の話を。 とっても楽しそうで幸せそう。 漫画で読んだことあるような、恋するドキドキ?ときめき? そういうの……あたしもしてみたいって。 こんなあたしでも思ってしまう。 そんなあたしが出逢ったのは、赤い髪の大きくて厳つくて不器用な人。 「……おい、ぶーちゃん。邪魔なんだわ」 「……え?」 出逢いは最低……だと思う。 だけどね、なんでか好きになっちゃったの。 これは、そんな臆病者なあたしと赤髪の不良さんとのちょっとしたお話です。 *赤髪さんと子豚ちゃん。
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