第一章

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   日が傾き、辺りが暗くなった頃、一つの国が見えてきた。  (あれがマーブル国かぁ~…。どんな所なんだろう?たのしみだなぁ~)   抑えきれない衝動に駆らえながら、マコは近づいてくるマーブル国に思いを馳せていた。      少しして、リーダー格の男が止まりながら、    「おい、もうすぐだ。用意しろ!」  と、他の男たちに向かって、命令していた。それを聞いた途端、男たちは一斉に止まり、ラクダから降りた。必然的に乗せてもらっていたマコも、降りることになってしまった。    (まだマーブル国まで遠いのに、なんでこんなところで止まったんだろう?)
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