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「ユキヤ、無事でよかった.......!!奴隷商に連れ去られたと聞いて我がどれ程心配したことか.............!!!!!」
・・・・・あの、何で俺、イケメソさんに抱き上げられてんの?
え、ユキヤ(?)君って俺!!!?
後から来たエルフの人たちも咽び泣きながら、「ユキヤ様、ご無事で....!」とか「よかった、本当によかった..........!!」とか言ってるし。
何なの?この世界の俺って何?(・・?)
すると、俺を抱き上げてるイケメソさんが美少年君の方を向いた。
「人間、そなたも奴隷商に攫われたのか?」
「はい。逃げ出す機会を伺っていたら、運良く馬車が魔物に襲われたのでその隙に逃げました。ただ、この子はずっと気を失ってて........耳からしてハイエルラだと思ってここまで運んで来ました」
ん?ん?んん?
ハイエルラって何?エルフじゃないの?馬車が魔物に襲われたって、運良くって言ってもいいのか?
もうわからないことだらけで頭の中がハテナだらけだwwww
と、イケメソさんが微笑む。
おおぅ、美しい微笑みですね..........
チッ、後ろのダンディなオジ様に攻められてろ!!
「我が息子のユキヤを救ってくれて礼を言う。そなたの家まで届けさせよう。どの国だ?」
どうやら俺のお父様であるイケメソさんの提案に美少年君も微笑みながら答えた。
「すみません.......俺は家族に売られたので、帰る場所がないんです」
ファーwwww
まさかのw美少年君売られちゃってたの、かぁ.............(′・ω・`)
悲しいな......
すると、お父様はポンと手を打った。
「それならばユキヤの側使いになればよい。神宮に住み込みで高給も出そう。どうだ?」
「え、俺なんかで、いいんですか・・・・?」
突然の上手い話に美少年君は困惑顔。
まぁいきなり言われたらそうだよな。
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