転生物って大抵両親美形だよね

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現在、馬で移動中.....移動中....... ども、はいえるら?とやらに転生したユキヤ君です。 ちなみに皆さん忘れてるかもしれないけどカイズって呼ばれてたドラゴンは野生のドラゴンだったけど金髪美少年を気に入ってついて来たらしい。 今、美少年君はカイズに乗って俺たち(正確にはお父様たち)に着いて行ってる。 「ユキヤ、もう少しの辛抱だからな」 お父様が声をかけて来た。 おぅふ、ふつくしい笑顔デスネ..... 暫く馬に揺られていると、集落っぽいところに入った。 何かエルフの方々がワラワラ家から出てきた。 ん・・・?エルフの人たちの声が聞こえる。 「妖精王様だ.........」 「見ろ、人間の攫われたユキヤ様を抱えている.......!」 「おい、ドラゴンに乗った人間もいるぞ.........」 ・・・・・・・・・オレノミミ、クルッタノカナァ 何か、なんか、『妖精王』って聞こえたんだけど?え? 俺が混乱していると、集落からまた離れた場所にある綺麗な場所に来た。 あ、早いって思っただろ? そう。『速い』んだよ。 俺たちが乗ってるのはただの馬じゃあない。 水を主な生活域とし、人間を水の中に引き摺り込んで喰らう、ケルピー。 水中馬とも言うなぁ。 ケルピーは足がとてつもなく速い。 それを操るお父様もお父様たちだけど.......... そいで、いつの間にか綺麗な場所を突き抜けてたわ。 綺麗な場所を突き抜けた先は、まさに楽園だった。 開けた森に降り注ぐ太陽の陽。 燦々と降り注ぐ太陽を浴びて育った青々とした草。 そんな草を装飾する宝石のような花々。 可愛らしいーーフェアリーやピクシーと言ったーー妖精たちが花止まり、空中を軽やかに待っている。 そして、その中央にある、泉に囲まれた神殿。 囲まれた、と言うか、神殿が泉の中にある。 妖精たちは俺たちを見ると、満面の笑顔で寄って来た。 「王様!お帰りなさい!!」 「悪い人間たちはやっつけた?」 「あれれ、ドラゴンに乗った人間がいるよ?」 「ユキヤ様ー、大丈夫だった?」 様々な妖精たちは矢継ぎ早に声をかけてくる。 けど、俺喋れねぇんだよなーwwww
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