序章

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~数十分後~ この家への入居が決まった。その後早速中に入ってみると中にはきちんと家具がそろってあった。即断即決で決めたから家の詳しい内容が書かれた用紙を見ておらず戸籍作った時と同じ要領で細工したり金払ったりしたから全く見ていなかった、だが結局はこの家は何故か安かったので土地ごと買い取った。家より土地の方が高かったが1ケースの10分の1ぐらいで済んだ。ちなみにこの家は絶対に訳あり物件だ、俺がこの家を買うと言った瞬間担当の人間がすご~っく「ファイト!」みたいな生暖かい目で見られていたのだから。家具や家全体の耐久性をチェックしてみたが特に問題は見当たらなかったことから多分この家には幽霊でも出るんだろうから今夜にでも除霊しておくことにしよう。 それではこの家の全体の掃除を始めるとするか。 ~数時間後~ 時間が午後3時を回ったため家の中も庭もある程度は見栄えがよくなったため貯金口座を作りに行きその帰りに今夜の夕飯の買出し、そのついでにこの当たりの地理を学習するために散歩でもすることにしよう。 ~1時間後~ 俺は口座と買い物を終えそのあたりをぶらぶらしていると大きな西洋風の屋敷を見つけた。そこには表札がアリ「月村」と書かれていた。そしてこの月村家から異様な雰囲気が漂っていたが今はスルーしておいた。というか監視カメラ的なもので見られているのが少々癪に障るがいちいち気にしていても仕方がないのでその見られている方向に目を合わせるだけ合わせて今日は帰ることにした。しばらくしたら向こうからコンタクトを取りに来るだろう。 ~sid??~ 「なにあの子、今こっちを見たわよ?!」 「だ、だよね。ど、どうするお姉ちゃん忍ちゃん?」 「そうね…」 まさかあんな子供が居るなんて思ってなかったわ。今の子は監視カメラの位置を把握しこちらに顔を向けた。一体何者なのかはわからない、だったら…… 「ノエルは今の子の事を調べて、住所が分かったら明日こちらに来るよう招待状を出して。もしかしたら今日恭介さんが言っていた子供かも知れないわ。ファリンは夕飯の支度をそれが終わったらノエルを手伝ってあげてそれじゃあ私は部屋に戻ってるから夕飯の支度が終わったら呼びに来てね」 「「かしこまりました。当主様(忍ちゃん)」」
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