序章

14/24
前へ
/70ページ
次へ
「良い物とは?」 「良いか、お前はただ防御だけして決して俺の太刀筋から目を背けるなでなければ死ぬぞ」 そう言うと悟志は構え恭也言われた通り防御の姿勢をとった。 「行くぞ恭介、秘剣、燕返し!」 悟志の繰り出した太刀筋は一秒の狂いもなく同時に三本の太刀筋を生み恭也を襲った。それを食らった恭介は後方に吹っ飛び気絶した。 「恭也さん!」 すると屋敷の中から一人の女性が現れた。その女性は恭也の名を呼び恭介の下へ駆け寄った。 「心配するな気絶しているだけだ、しばらく横になっていれば次第に目を覚ます。それより貴様はこの月村邸の主で良いのか?」 「はい、このような真似をして申し訳ありません。どうか詳しい話は我が屋敷の中で、ようこそわが月村家へ」
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!

71人が本棚に入れています
本棚に追加