第一章

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そして学校に着き朝のHRでクラスに紹介された。 「それじゃあ光瀬君、自己紹介をお願いします」 「はい。俺の名前は光瀬悟志と言います。趣味は体を動かすこと特技は家事全般です。これこれからよろしくお願いします」 自己紹介を終えるとクラスメイト達から拍手が送られた。 これが俺の長い人生で二度目の小学校生活だ。俺は様々な世界を渡り歩いて、元の体格だったころは高校生とか大学生とかはやったことがあるが、流石に小学生は無かった。 だからと言ってこの学校生活を謳歌(おうか)しようとは思っていない。 けれでもプライベートと使命とは区別するつもりだ。 にしても月村家には大きな借りが出来たのかもしれない。 月村家には俺の偽造戸籍は通用しない。なのにそれを黙り俺を学校に入れた、それもすずかやなのはと同じクラスに… やはり人間の…いいや月村家は性質上人間じゃないけど、奴らには大きな力があると実感する…… 「それじゃあ、光瀬君には高町さんの隣が空いてるからそこについてくれる」 「分かりました」 先生の言葉に返事をし俺は席に着いた。 「悟志君、改めて高町なのはです。これからよろしく」 「ああ、光瀬悟志だ。こちらこそよろしく頼む」 俺はお互いにあらたまって自己紹介をし握手をした。何故かなのはの頬がほんのり赤い、なぜだろうか?すると、なぜか周りから目線を感じるのは何故だろうか……
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