序章

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「て、は?!何で?!なんでこうなってんの?!おいこらこの駄石!いつまで寝てんだいい加減に起きろ!」 「まあまあ、君何かは知らないが取り敢えず落ち着いて。ね?」 俺は赤い水晶に怒鳴っていると家主と思われる男性の言葉で俺は「は!」っと気が付きこの駄石をつぶそうとするのはやめた。 「すみません…いやもうすでに化けの皮は剥れているか…済まない見苦しいところを見せてしまったな」 「良いんだよそんなことは。それよりもなぜ自分の姿を見てなぜそこまで驚いたんだい?」 「詳しいことは話せないがそのことについては後で話す。その前に一つ教えてくれ俺は何故お前たちの家に運ばれこうして寝ていた?」 四人は顔を見合わせると同時に頷き俺の方に顔を向き直っり家主と思われる男性が話し出した。 「私は恭也と、ああこの隣に居る私の息子の名だ。その向かい側に居るのが娘の美由紀と山で朝から鍛錬をしていると君が今の体で今の体よりも大きいなサイズの服を着て空から落ちてきたのさ。私たちもさすがにやばいと思い救急車も呼ぼうとしたが君はどうやら後頭部を打ったのにもかかわらず気絶しているだけの様でね、取り敢えず様子見として家に運んできたのさ。ああ、紹介が遅れたが私は高町士郎、そして私の向かいに居るのが妻の桃子、そして今、君の絶叫で気絶しているのが末娘のなのはだ」 「そうか、それは世話になったな礼を言うありがとう」 俺はお礼を言うと頭を下げた。 「いえ、これぐらいは人として当たり前。それじゃあこちらからの質問だ。君は何故空から落ちてきたのだい?」 士郎がそう聞くとほかの三人も息を呑んでこちらを見つめていた。俺はある程度正直に話すことにした。 「俺は人間でいうところの神様に値する存在だ。人間は俺の力を見ると大抵こう言う人間が居る。最強にして最恐にして最凶、最悪にして災厄の神だと。俺はとある一人の人間の願いにより長年多くの異世界を旅してきた。そして今度はこの世界、だが何かの不具合により俺の体に不具合がありこんな体に………」 俺はそこまで言うと喋るのをやめた。高町一家は話しかけていた俺を不思議そうに見ていると俺はまた先ほどの石を手に取った。
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