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「名前は知っているかもしれないが、一応名乗っておこう。俺の名は、クラウド・ザ・キングダム」
「っていうのは偽名で、本当の名前は『 じゅげむじゅげむごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつうんらいまつふうらいまつ くうねるところにすむところ やぶらこうじのぶらこうじ ぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがん しゅーりんがんのぐーりんだい ぐーりんだいのぽんぽこぴーのぽんぽこなーの ちょうきゅうめいのちょうすけ 』だ」
テラさんがクラウドの自己紹介を遮って、早口でそう言う
「…はえ?」
僕は何の事なのか理解が追いつかず、間抜けな返事を返す
「じゅげむじゅげむごこうの「あ、もういいです。」…ちなみに、略してリクだ」
これ以上無駄に文字数稼ぎしなくて結構なんで
「どこをどう略したらそうなるんですか」
「ごこうのす『り』きれと、『く』うねるところにすむところ…でリクだ」
「また微妙なところをチョイスしましたね………」
「な、なにを言うか!俺の名は、クラウド・ザ・キングダムだ。リクでもじゅげむでもない……クラウド・ザ・キングダムだ」
ビシッとポーズを決めてそう言うクラウド
「クラウド・ザ・キングダムって名前も、微妙なセンスですけど……一体誰が考えたんです?」
「ボスだよ~」
「え!?大家さん!?」
「ああ、あいつは元々捨て子だったらしくてな、大家さんに育てられたんだ」
「へぇ、意外な過去ですね」
「でしょ?私も最初知った時は驚いたわ」
だが、誰にも相手されることはなく、全員から華麗にスルーされた
「……風が……泣いている……いや、泣いているのは……俺か……グスッ」
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