第1章

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テラさんに連れられた僕は、その後ビルをいくつか飛び移り、絶叫マシンに乗っているような気分を味わった後に、アジトに連れてこられた というか……アジトってこれ……アパートじゃん 「ってか、ここ僕の下宿先!」 アジトここなの!?え?じゃあ僕暗殺者集団の中に部屋借りて住んでたの!? 「あ?そうなのか?……まあ、ここは下宿もやってるからな。といっても住んでるのはお前くらいだろ」 知ってたらこんな所住まないから! 「取りあえずボスに相談だ。ちなみに、ボスはここの大家さんだ」 「大家さん!?大家さんって、あのめっちゃ温厚なおばさんだよ!」 大阪によくいる、お喋り好きな人だよ 「おう、それがボスだ……ボスー居るだろ」 テラさんは、僕を担いだまま大家さんの部屋の前に立ち、ドアを叩きながら叫ぶ 「あらあらテラ、終わったのかい……おや?悠介君じゃないかい、どうしたんだい?テラなんかに担がれて」 少し時間をおいて、ドアの鍵が解除される音がしてから、ゆっくりと開かれ中からお喋り好きなおばちゃんが出てくる 「ど、どうも」 僕は担がれたまま、右手を上げて挨拶する 「なんかは余計だ……それがな、殺人現場をがっつり見られたから、殺したら面倒(幼女が悲しむ)だから連れてきた」 「あらあら、悠介君も大変だったねぇ……まあ、中にお入り」 そう言って、中に通される僕とテラさん ◇◆◇◆ 「まあ、お茶でも飲みんさい。クラウド……なんたらはどこに行ったんね」 「あいつはいつもみたいにドジやって、ビルの4階から真っ逆さまに落ちた」 「あらあら、相変わらず顔はええのに、残念な子やねぇ」 「全くだ」
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