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「あの~、ほのぼの和んでるところ悪いんですが、僕は一体どうなるんでしょう……」
コロされる心配はなさそうなんだけど……
「そうだねぇ……まぁ、見られてしもうたからには、あんたも共犯ゆうことで、あんたちょっとアルバイトしなさいな」
「おっ、それ良いな。よし、今日からよろしく頼むぜ悠介」
いつの間にかお茶が酒に変わって、それを飲みながら僕の背中を叩くテラさん
「痛い痛いっ……ってかアルバイトって……」
まさか、暗殺の手伝いをしろ………なんて言わないよね
「そりゃ…殺しのさね」
「じ、冗談じゃないって!僕はまだ高校生だぞ!」
「なら、ここで人生終了になるだけさね」
畳の下から、拳銃を取りだしながらそう言う大家さん
「………」
それを見て、僕は絶句する
「……どうするかね?」
「雇ってください。」
僕はその場で土下座をする
さようなら、俺の青春。
自分の命には変えられません
「ほーかね、ありがとう。死体処理はこの年では辛くてね。余計な手間がかからなくて助かるよ」
銃を畳の下に隠しながら、のんびりとした口調でそう言う
はは………全然笑えない
ほのぼのした雰囲気だけど、話してる事がバイオレンスなんだよ!ドメスティックなんだよ!
ドメスティックバイオレンスだよ!←錯乱中
「おう、改めてよろしくな!新入り!」
湯のみに注ぐのが面倒になったのか、瓶から直接酒を飲みながらそう言うテラさん。
「……はぁ」
僕はこの時……すべてを諦めました
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