第1章

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赤司目線 部屋のドアを開けると、シャンプーの香りが充満していた いつも帰っても一人だから違和感を覚えたが、雅が居ると思うと何故か安心した そしてソファーに座る雅の独り言を聞いてしまった。 雅:「い、いつからいたの?!」 赤:「ほんのさっきだが?というか、僕の家に僕がいて、いつからいたの?は、面白い質問だね」 僕は紙袋をテーブルに置き雅の隣に座った 赤:「で?何をそんなに怖がっているんだい?僕が信用ならないかい?」 まあ、信用できないだろうな。先ほどまで実際好きでも何でもなくただ、利用しようとしたわけだから 雅:「…ならないわ」 グイ 赤:「僕の目を見て言うんだ」 雅:「…っ///き、キライよ。男なんて信じないと言ってるでしょう?」 赤:「じゃあ何故さっきみたいに逃げようとしない?キライなんだろう?僕が」 彼女の両腕を掴んでいるが、本気になれば雅の力でも振り払えるくらいにしてある 赤:「どうした?僕から逃げてみるか?」 雅:「っ、貴方の…そういうところ、キライよ……!」 まあ、僕に見つめられて逃げれたらたいしたものだがね。 風呂上がりの雅がやけに色っぽい…… 赤:「逃げないなら、その唇を頂こうか?ニヤリ」 雅:「?!////は、放して…!」 赤:「力が弱いよ?本気で逃げてごらん?」 雅:「っ、バカにしないで!!」 クス、からかいすぎたか、本気に抵抗しているが…やはり女の力だな 雅:「、放して?放してよ!もう、キライ、キライキライ!!」 この辺にしてやるか。 赤:「分かった。ほら、放したぞ?」 雅:「っ、私に、触れないで!」 まったく、口は達者だ。少し……苛めたくなる 赤:「雅」 雅:「な、なによ?」 赤:「僕をなめるなよ?」 雅:「え?」 グイッ ドサッ 少し……お仕置きだね
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