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赤司目線
まさか、こんな話を受け入れてくれるとはおもわなかったな。
僕にだって良心はある。
……少し気の毒か…
あの話しが終わってから雅は黙りっぱなし。
赤:「……家に送ろうか?」
雅:「………」
黙られるとかえってこまるのだか;;
赤:「……何かあったのか?」
雅:「赤司さんには関係ありません」
本当に、この僕にビンタを食らわしたり、この口のききかた。
面白い。
赤:「僕達は婚約者だ。婚約者の僕に話せないのかい?」
すると、突然…
雅は泣き出した
赤:「…なんだ?何が気に食わないんだ?」
雅:「っ、全部よ!!!男なんて、都合よく女をあつかって、飽きたらポイ、いらなくなればポイじゃない!!!皆、皆そうよ!!隆志だって、あんただってそ……きゃっ!?」
ギュウッ
赤:「……少し落ち着け。」
僕が言えたことじゃないが、彼女を、雅を見ていると傷つけたくない。そんな感情があることに驚いた
だから、抱き締めてしまっていた
雅:「っ、放しなさい!!!」
バッ
パシ
赤:「おっと、2度も打たせてあげる頬は持ち合わせていないよ」
抱き締めたまま、雅の腕を掴み、身動きさえ許さない様にきつく抱き締めても尚反抗するとか……
面白い女だ。
雅:「っ、ひっく、ひ、はな、してぇ!!!もう、男なんて嫌いぃ、ひっく、」
赤:「何があったんだ?さっきも靴が脱げた事にも気づかないくらい慌てて何処へ行くつもりだったんだい?」
雅の背中をポンポンとあやすように落ち着かせると、その口を開いた
雅:「……フラれた…の浮気を、されてて…ひっく、私はもういらないからって、あんた、も、ひっく、そうでしょ!」
……なんだ?この気持ち……
赤:「それは災難だったね。」
なんなんだ……?
雅:「っ、ひっく、災難どころじゃない、わ、よ!!!男なんか嫌い!!あんた、も赤司征十郎もきら……っんう!?
僕は
抑えられない衝動に
雅の口を塞いでいた
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