汚れのない純粋

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本当に分かって居るのだろうか、と思いながらも景壱は近所の空き地に向かう。 「何する?」 景壱が真白に尋ねると彼は「何でもいいよ」と答える。 「何でもいいは一番困るんだよな」 「景壱君どうしたん? 晩御飯聞かれたおかんみたいな事言うて」 通りかかった葵が景壱に声をかける。 「実は……」 真白の事を話すと葵は驚いていたが真白を怖がる様子はなかった。 「こんな妖怪も居るんやな。可愛えなあ。姉ちゃんと遊園地行こか?」 「遊園地? 何それ楽しいの?」 「何や知らへんの? えらい楽しいとこやで」 それを聞いて真白は期待のこもった笑みを浮かべる。
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