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「戸締まりはしっかりしないといけないねぇ。逃げ出そうとしてたから気絶させといたよぉ」
そう言って恭治は吸ってた煙草を投げ捨ててから踏みにじって、その火を消す。
「おっさん、時間が無い。早く、こいつを連れて戻れ!」
担いでた景壱を恭治に渡す。
「分かったよぉ。お、皆も来たみたいだねぇ」
「閻魔様の前に向かって下さい。そこに三途の川までの近道を作りますから」
咲々羅は、そう言って修羅界の扉を閉める。
恭治達は息を切らしながら閻魔様の前に集まると床の一部が光っていた。
「生者と船頭はそこに乗れ。急がねば道が閉じるぞ」
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