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「景ちゃんなら良いかな~。ほら、ここよ。ここ~」
彼女が尻尾から和紙の様な紙を取り出す。そこに筆で書かれた様な地図が書かおり地図の端に赤い丸が書かれている。
「この赤丸の場所に輪入道が?」
「そうよお~。ふああ、眠い……。お休みなさーい」
そう言って裁火は景壱の膝の上で眠ってしまう。
「あ、ちょっと! 起きて下さいよ。まったく……」
取り敢えずは裁火の地図を携帯電話のカメラで撮ると景壱は彼女を椅子の上に寝かせ今、得た情報を皆に伝えようと店の出入口に向かう。
そこでは、まだ恭治と口裂け女が何やら話していた。
「ほら、ここに名前を書いてくれれば良いのよ」
「あ、ああ、また今度ねぇ~。新人君ほら行くよぉ~」
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