rule 2

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 すぐに私もコンビニを出て、彼の背中を眺めて歩く。身長のある彼が心なしか小さく見えるのは、体調を崩しているせいだろうか。  「高丘さん!」  「なに?」  「昨日、起こして帰したらよかったですね。風邪ひかずに済んだかもしれない」  「あー、気にしないでいいっすよ。自業自得だもん。それに起こされて強制帰宅させられるなら、凛子さんのベッドに入りたかったし」  「……」  断片的に昨夜の出来事を思い出して、頬が熱くなってくる。  「そんな顔しないでよ、凛子さんにはそういうことしないから。治ったらまた鍋しようね」  ポストに寄る私を横目に、彼は先にエレベーターに乗って頭から消えていった。
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