主神

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ヘラはジェイスを睨み付けた。 視線を伏せた。 「去りなさい、ラー様が待っておる。」 「...はい。」 手綱を引いて何処かへ駆けていった。 一気に重たい気持ちとなった。 ジェイスがいたからこそ気が和らいでいたというのに。 引き結んだ唇を開いた。 「行くぞ、アデレイド・美月。」
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