続き

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   だから、付き合い続ける気持ちは無いけど、勇人の方は別れたくないと意地を張るだろう。  それで、ズルズルと続けるのは嫌だし。 「はぁ、どうしたらいいんだろ……」  思わず、大きな独り言が出る。  こんな時、楓だったら私の独り言に対して、別れるか続けるべきかを意見してくれると思った。  だけど、何も言ってくれない。  これも、意外な反応だったりする。  楓としても、どちらとも言えないと思ってるのかもしれない。楓は楓で、私たちの付き合いに関して、何かの責任を感じてるのかもしれない。  その時、岡田さんが楓の代わりとばかりに立ち上がる。  しかも、並んで座っている私と楓の間に、体を強引にねじ込んで来た。 「俺は、結婚相談所で副支店長をしていたんだ。その経験からして人間てぇのは、いかに相手に恵まれるか。そしてその相手の為に、行動できるかで幸せかが決まるんだ」
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