Prorogue 今日から生徒会始めました★

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店を出たあたし達は家に帰ろうとしていた。 聖「じゃ、俺達こっちだから。」 柚「うん、また明日!!」 そう言って聖也と葵は右の角を曲がっていった。 あたし達はしばらく歩いていた。 椿「あ、もう着いたか……。」 柚「うん。」 お互いの家に着いた。 椿「柚貴、ちょっと話があるんだけどいいかな?」 柚「うん。」 亜「じゃあ、僕先に帰っとくよ。」 なにかを悟ったのか亜紀斗は家に入っていった。 柚「話って何?」 あたしは椿に聞く。 椿「俺さ、1年間ドイツに留学することになったんだ。」 柚「えっ……?」 椿まで?!嘘……これからどうしたらいいの? 椿「急ごめん。」 椿があたしに謝る。 柚「このことは皆は知ってるの?」 椿「うん。知ってないのは柚貴と亜紀斗だけ。」 柚「そっか……。」 椿「後もう1つ。」 椿が何か言いたそうにしている。 柚「何?」 椿「実は、聖也も一緒に行くんだ。」 柚「聖也も?!」 うわっ、マジか……。 一気に3人もいなくなるなんて……。 考えてもなかった。 柚「いつ行くの?」 あたしは椿に聞く。 椿「3学期から。だから俺、始業式には行けない。」 柚「あたし、一緒に空港に行くよ。」 椿「でも、悪いよ。」 柚「いいよ別に。 亜紀斗もくるだろうし。」 椿「ありがとう。」 柚「じゃ、また明日。」 椿「じゃあね。」 あたしと椿は自分達の家に帰った。
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