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店を出たあたし達は家に帰ろうとしていた。
聖「じゃ、俺達こっちだから。」
柚「うん、また明日!!」
そう言って聖也と葵は右の角を曲がっていった。
あたし達はしばらく歩いていた。
椿「あ、もう着いたか……。」
柚「うん。」
お互いの家に着いた。
椿「柚貴、ちょっと話があるんだけどいいかな?」
柚「うん。」
亜「じゃあ、僕先に帰っとくよ。」
なにかを悟ったのか亜紀斗は家に入っていった。
柚「話って何?」
あたしは椿に聞く。
椿「俺さ、1年間ドイツに留学することになったんだ。」
柚「えっ……?」
椿まで?!嘘……これからどうしたらいいの?
椿「急ごめん。」
椿があたしに謝る。
柚「このことは皆は知ってるの?」
椿「うん。知ってないのは柚貴と亜紀斗だけ。」
柚「そっか……。」
椿「後もう1つ。」
椿が何か言いたそうにしている。
柚「何?」
椿「実は、聖也も一緒に行くんだ。」
柚「聖也も?!」
うわっ、マジか……。
一気に3人もいなくなるなんて……。
考えてもなかった。
柚「いつ行くの?」
あたしは椿に聞く。
椿「3学期から。だから俺、始業式には行けない。」
柚「あたし、一緒に空港に行くよ。」
椿「でも、悪いよ。」
柚「いいよ別に。
亜紀斗もくるだろうし。」
椿「ありがとう。」
柚「じゃ、また明日。」
椿「じゃあね。」
あたしと椿は自分達の家に帰った。
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