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カランカラン♪
「いらっしゃいませ!!何名様でしょうか?」
店員が聞いてきた。
柚「2人です。」
「奥の席へどうぞ。」
そう言われて奥の席に座った。
亜「あっ…。」
柚「偶然…。」
案内された席の隣に葵達が居た。
葵「なんだお前等も来たのかよ。」
柚「まーね。亜紀斗と約束してたし。」
葵「女って好きだよな。甘いもんとかさ。」
柚「あんただって好きなくせに。」
葵「いいだろ別に。」
そう言って葵は紅茶を飲んだ。
柚「椿がここにくるのはわかるけどなんで聖也達まで?」
あたしが聞くと聖也が言った。
聖「ちょうどあの後葵と会ってさ、椿とも合流してここにきたんだよ。」
柚「へー、そっかぁ。何食べようかなぁ。」
あたしは座りながら言ってメニューを開いた。
亜「椿さんなんかおすすめありますか?」
椿「だったらパンケーキがおすすめかな。ホイップと生地の相性がすごく良いし、トッピングもプラス50円で選び放題だ!」
椿が目を光らせて言う。
ちなみに椿は結構グルメな一面がある。
亜「じゃあ、僕それにしようかな。姐さんは何にする?」
柚「うーん……じゃあ、ガトーショコラにしようかな。すみませーん!!」
あたしは店員を呼んで注文した。
しばらくして頼んだ物がきた。
亜「うわぁっ、美味しそう!!いただきます!!」
あたしと亜紀斗はそれぞれ注文した奴を食べ始めた。
柚「美味しいっ!!」」
葵「俺もちょっともらうぜ。」
柚「あっ!!ちょっと!!」
葵があたしのガトーショコラを一口奪った。
葵「うまっ!!スフレもいいけどこれもいいな!!」
柚「もう、あたしも、一口もーらい」
おかえしにあたしも葵のスフレを奪ってやった(ざまぁみろ)。
葵「おい、返せよ!!」
柚「やだ☆」
こうやってそんなやりとりがしばらく続いた。
後で衝撃的な事実を知ることもなく……。
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