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――地球―日本
一人の男が気怠気に歩いていた
……どこと分からない森林を……
「はぁ……」
怠い……。
何で俺は生かされきたんだ?無駄な事を……。とっとと麻酔かけてばらして売れっつうの。
内心愚痴っていた
かなりのマイナス思考で……
この男は松田和彦(マツダカズヒコ)、21才
現在大学生だがバイトや部活動は一切しておらず、顔や成績も下寄り・人との交流も苦手・趣味と生き甲斐はゲームのみ と、あまり良い事が無く本人もその自覚があるがやる気が起きず、生きてる価値が有るのか悩んでいたがそれにも疲れ、現在、やる気無しに生かされてきた
両親は居るが、自分に直接関係が有る事にしか興味を持てず、感情論も今一理解できない為、自殺しても問題無いどころか家計が楽になるだろうとしか考えれなかった
それでも今まで生きてきたのは痛いのが嫌だからで、決して死を怖れてるからでは無かった
金になる楽な死に方を見付けたものの、法律が邪魔でそれもできず、ただただのんのんと生ける屍同然に生きてきた
狂ってる・壊れてると言うべき状態だった
当然、彼女は愚か友人すら居ない
「はぁ……」
価値無い奴とか死ぬべき者程、殺されないし誘拐あいにくいし……。何で俺じゃなかったんだ?披殺志願者の俺が……。
小学生の時、住んでる近くで誘拐事件が有ったが、その時自分は現場に近い神社で折り紙をしていたらしい
誘拐された少女は今も見付かっていない……
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