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勇者「真実……?」
戦士「下らん御託に付き合っているヒマはない。来ないならこちらから行くぞ」
**『お前が我を滅ぼす真の目的――』
**『それは名誉に飢えているためか』
戦士「!」
**『己こそが魔族を打ち破るに足る存在だと、信じて疑わなかったようだな』
**『功のために己を磨き上げ、名を広めるために剣を振るってきたお前にとって』
**『突如として現れた勇者なる存在は、さぞ歯がゆいものだったろう――』
勇者「!」
戦士「な、何を……!」
**『ほう。特に「伝説の剣」に対する固執は凄まじいものだったようだな』
**『これまでの誇りと、この先の戦功を思えば、簡単には手放せなかった』
戦士「貴様、勝手なことを……!」
**『分かるぞ。自らの矜持を押さえ込み――』
**『他に本分を委ねなければならない口惜しさというものはな――』
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