11人が本棚に入れています
本棚に追加
賢者「……勇者様、戦士殿」
賢者「あの魔物は、どうやら魔法使いタイプのようです」
賢者「【東の村】で練った作戦通り、集中攻撃の陣形を敷きましょう」
**『最後はお前か』
**『……ほう。これは興味深い』
**『一行の参謀でありながら、魔物に勝るとも劣らぬ、あさましい行為を犯している』
**『ただ己の愛欲のために、罪なき人間を消すとはな』
勇者「えっ?」
戦士「……」
賢者「曲解を招く言い方だ。私はこれまで、人を殺めたことなど一度もない」
**『さて。時によっては、ただ殺めるよりも下卑た手段やもしれぬぞ』
**『哀れなるは勇者よ。真の本懐を、斯様な形で閉ざされるとは――』
賢者は メラミを となえた!
**には きかなかった! ▼
賢者「黙れ」
最初のコメントを投稿しよう!