その1
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「画期的な発明をしたぞ」と発明家が言った。 助手は、思わずこういった。 「どのように画期的なのですか?」 発明家は、機械を指して、 「この機械は人を金アレルギーにする機械なんだ」 助手は信じられなそうな顔をした。 発明家はそんな助手の顔を見てそっと機械のスイッチを押した。 こうして画期的な発明は闇に葬り去った。
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